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ただの日記

フォニックス発音トレーニングに取り組んでみた。

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 英語の勉強の一環として発音のトレーニングをしようと思い、よく耳にする発音トレーニングの手法、フォニックス(phonics)に取り組んでみた。学習に用いたのは「フォニックス発音トレーニングBook」で、3,4周くらい試しに練習した。

 フォニックスというのは、アルファベットやスペルに音を関連付けて発音を身につけるという方法で、
例えばアルファベット1文字であれば、

A -> [エィ](アルファベット読み)-> [ア](フォニックス読み)

 (※あくまでカタカナは参考です。)
の2つの読み方があり、スペルによって使い分ける。

 スペルであれば、splやspr,th,ou,gl...などの複数のアルファベットで一つの発音になっているものを覚えたり、サイレントEのような特徴的な発音のルールを扱ったりする。

 ところで、このフォニックスレーニングについては賛否が分かれるところがある。いわゆる典型的な発音トレーニング教材などを見てみると、フォニックスでは母音はa,i,u,e,oの5つであると紹介されるところを、一般的な教材では国際発音記号にならって、15個の母音が紹介されている。
よって、海外育ちでない人がフォニックスで発音を学習すると音の微妙な違いが理解できず、結局のところ正確な発音を身につけるに至らないということが、批判されるポイントである。

 僕個人としては、発音の大まかなイメージつかめることや、ブレンド音や発音ルールの存在を認知できる、ということでフォニックスへの取り組みには肯定的である。フォニックスで発音のイメージを掴んで、正確な音は別の手法・教材で補強するといった流れが、多くの人にとってもとっつきやすいのではないか。

 今後は、より正確な音を目指して、本格的な発音トレーニング教材にもチャレンジしてみたいと思っている。"MASTERING the American ACCENT"という有名な教材を手に入れたので、学習がある程度進んだら、また進捗を書く。

参考資料

 ジュミック今井:著 「フォニックス<発音>トレーニングBook」明日香出版社 2020/5/12