StudyCS.log

ただの日記

2021/10/19,20(逆茂木を刈る)

ただの日記。
 
ネットワーク(対面)
 今期のネットワークの講義は対面で実施するとのことであったので、行って受講してきた。
 今日の内容は主に名前解決について。大学が実際に契約しているサーバの例を交えながら、ネームサーバーが再起問合わせや反復問合わせを経てFQDNからIPアドレスが求まる過程を説明していた。
 対面での実施は久しぶりであるのだが、講義室での講義はやはり人が多くて雑然とした印象。かなり強い相互監視状態にあるので、学習の強制力という意味ではプラスだと思った。気は休まらないが。
 
キャリーフラッグ?
 ディジタル回路の学習をしていて半加算器とか全加算器とかを考えるのだが、どれも桁上がりの処理はこの回路の中だけで解決しているように思える。加算器があれば減算とか、乗算、もできるわけだが、その一方でcpuのフラグレジスタの中にはキャリーフラッグとかいうのもある。加算器それ自体で桁上がりは処理できる気がするが、これはどういう状況で使われるのだろうか。まだ勉強が必要である。
 
プログラミングタイムアタック
 プログラミングの演習講義に参加してきた。内容は時間内に特定のプログラムを組むというもので、完全にタイムアタックであった。雰囲気的には競技プログラミングそのものであるので、競プロerなら余裕なんだろうけど、言っても普通のCS学生の自分には結構辛かった。なんとか完答したが、わりとギリギリ。
 単に、時間制限による心理的プレッシャーが大きいというのもあるが、そもそも入ってるエディタのバージョンが古すぎるとか(演習室のvimはまだバージョンが7.~)、キーボードの配列が違うとか(普段遣いはUS配列、演習室はJIS配列)いろいろ原因はあるのだが。
 
逆茂木を刈る
 逆茂木というのはトゲのある木をひっくり返して置いたもので、元来は敵の進行を防ぐために置くオブジェクトである。文章術の世界では、これを修飾部分が物質や現象の説明に先立って連立する文章構造を指す言葉として使われる。
 当然、意味が正確に伝わることが大切な科学論文や、早く伝わることが重要な報告書、のような類の文章では逆茂木を避けることが要請されているが、日本語的文体の特性のせいなのか気を抜くと文書が逆茂木になりがちである。過去の自分の書いた文章などを見返すと逆茂木がたくさん見つかる。
 とはいえ、一度でいろいろなことに気を配るのは難しいので、まずは一度書き、その後に複数回の推敲を行うのが良いだろう。文章の柱はどれなのか、作るべき枝はどれか、構成は適切か、複数回の遂行で、ようやく逆茂木を刈りとることができるのである。
 なお、この日記は僕が自分で見返して、過去にどのようなことがあったか思い出せればそれで目的が達成されるので、いちいち逆茂木を刈る等という面倒なことは行わない(予防線)。というか、そもそも下書きなしで頭っから一気書きしてるので構成等というものはそもそも存在しないのである。